今回のブログのお話は、
最近お客様からの要望が多い、
住宅内部への手すり設置工事のお話です。
ご自宅に手すりを取り付ける際に、
ひとつのポイントとなるのが、壁の下地材質です。
その壁下地には石膏ボードを用いるのが最近では主流です。
加工がしやすく、断熱性、遮音性が高いというメリットがある為です。
しかし半面、石膏ボードには釘止めやビス止めが出来ず、
荷重がかかる設備の設置などには向きません。
また、壁の材質が木製の合板の場合や、
石膏ボードの裏に柱や「木下地」と呼ばれる、
木材が組まれている場合はビス止めが可能な為、
直接、手すりの設置が可能です。
・手すり設置工事の施工例
ご依頼の多い廊下や玄関などの壁には仕上げとして、
壁紙が貼られているのが一般的で、
一見下地にどんな材質が使われているかという事や、
壁の裏の木下地の有無や位置は分かりません。
そこで、便利なのが、下地チェッカー。
中心部から針が出てくる仕組みで、
壁に直接針を突き刺し、
針の刺さる深さで壁裏の柱や下地材の有無を見極めます。
・壁の裏に柱や下地が無い場所では針が貫通します。
・壁の裏に柱や下地がある場所では針が刺さり、壁材の厚みが分かります。
また手すりを取り付けたい箇所に
柱や下地がない場合でも
ベースプレートという部材を
柱や下地がある場所に取り付けることで、
その間に手すりを取り付けることも可能です。
・ベースプレートを使用した施工例
その場合、若干の有効幅が狭くなったりする為、
お客様と相談をしながら設置場所を決めていきます。
手すり設置のお話ですが、
棚やキッチンの収納なども同じく壁材や下地の有無などが
ひとつのポイントになります。
ぷらあるでは、
お客様のお住まいや、暮らしにゆとりをつくる施工を心がけています。
ご自宅の事で気になることがありましたら、
お気軽にご相談ください。